今年でデビュー40年!阿川佐和子さん「父との共演がきっかけに」
父の弘之さんは2015年に94歳で亡くなった。90歳で引退宣言したが、その後も未刊行集などが出版。90代であとがきを書き下ろしていた
「知り合いから『阿川さん40周年ですね』と言われたのですけど、『なにが?』と、思わず返してしまいました。最初にテレビのレポーターをやったのが’81年だから、今年で40年になるんですって。ディナーショーで全国ツアーでもしようかしら(笑)」
そうちゃめっ気たっぷりに話すのはタレントでエッセイストの阿川佐和子さん(67)。今月7日には、阿川さん流の人生の秘訣が詰まった『アガワ流生きるピント』(文藝春秋)を出版。
「仕事」や「恋愛」、そして「認知症」から「セックスレス」まで、さまざまな人の悩みにQ&A形式で答えている。
テレビデビューのきっかけとなった番組『朝のホットライン』(TBS系)に出演する以前は、特定の仕事についていなかったという。
「友人から紹介してもらった慶應義塾幼稚舎(小学校)の図書室のバイトを週に2〜3回やったり、友達相手に編み物教室をやったり、お見合いしたり、友達の結婚式に出て『次は私の番になるはず』みたいな日々を過ごしていました」
そんなある日、阿川さんの父で小説家の阿川弘之さんの元に雑誌の広告グラビアで親子共演の話が舞い込んだ。