2021年7月23日 06:00
阿川佐和子さん語る“引退”「『希望に応えられない』と思うまで」
40年走り続けた今、「老い」や「終活」について考えることも増えた。
「夫は5歳上ですから、どちらかが認知症や病気になることも考えます。でも、いざとなったときのことについては、『地震がおきたら、あの公園ね』ということくらいしか、まだ決めていません。もし、夫と同時に死ぬことができたら、いちばんいいですよね。でも、それは難しいから、いずれ考えないといけません」
仕事の引退を考えることはないのだろうか。
「夫には『見るに耐えないと思ったら、“テレビの仕事をやめなさい”とはっきり言う』って宣告されています。でも原稿の仕事はオファーがあれば『もうご希望に応えられません』という段階になるまでは続けたい。だから、早期引退ということは考えていません、って、すでに『早期』じゃないけどね(笑)」
人生経験を重ね、ますます魅力的になっていく阿川さん。
まだまだサワコの活躍は続く。
(取材・文:インタビューマン山下)
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