2021年7月24日 06:00
「勢いあるだけ」と批判続出…お笑い第7世代は本当に“実力不足”なのか?
“この世代はこうなんで、それがわからなかったらもう古いです”といった挑発的な言動を意図的に、半分冗談、半分本気でやっているような。だから、そういう風に新しい価値観、感性やカルチャーを第7世代の芸人がテレビとかに持ち込んだりアピールしているわけです。なので、上の世代からすると、自分の価値観を否定されたような気になるのでしょうし、そこで結構、断絶が生まれているのだと思います」
そして、肝心の“実力”について「好みの違いはある」としつつもラリー氏は、第7世代ならではの持ち味にこう太鼓判を押す。
「第7世代が昔ながらのお笑いができないかというと、そんなことは決してないわけです。霜降り明星はM1で優勝していますし、2人とも器用でお笑いの実力もある。昔からのお笑いの価値観もおさえた上での新しい感覚も持ってるってことだから強いのだと思います。
EXITも似ていますよね。今でこそ兼近さんはオピニオンリーダー的な側面も強いですけど、いっぽうでネタにもきちんと取り組んでいる。
あと彼らはお笑い愛があって、お笑い業界を盛り上げたいという思いも強い。そのために、芸人としてはダサいと思われてしまいがちなアイドルみたいなことなどをあえてやることで、今までお笑いに興味のなかったお客さんを獲得している。