60代からの病気とお金年表 貯金1000万円では10年も持たない!
より)。薬、ビタミンDなどのサプリの服用が不可欠となり、年間医療費は9万円ほど。
「症状が進行するとちょっとしたことで骨折したり、背骨の変形などで神経を圧迫する脊柱管狭窄症(手術費用は自己負担3割で20〜30万円)を引き起こしたりします」(室井さん)
カルシウムとビタミンDの意識的な摂取、運動で骨粗しょう症を防ぐのが健康寿命を延ばす第一歩。
【※2】夫の受給開始は68歳がおすすめ!総額では80歳から得する計算
超々高齢社会では長生きリスクも考慮すべき。不労所得である年金は原則65歳から受給できるが、60〜70歳の間なら開始時期を選べる。「受給開始を1カ月先延ばしするごとに年金額は0.7%アップ。70歳まで延ばせば42%も受給額が増えます。平均寿命が長い女性は、ギリギリまで受給しないことが得策です」(横手さん)
’22年4月からは、75歳まで先延ばしが可能に。
夫には70歳まで働いてもらうプランを練り、68歳になったときに、仕事を辞めるか働き続けるか決めてもらうのがいいようだ。
「68歳から年金受給を開始した場合、80歳以降は、60歳で受給するよりも得する計算に。認知症やフレイル予防のためにも、夫には仕事を少しでも長く続けてもらいましょう」