2021年8月30日 16:20
千葉真一さん 死後の波乱…自宅に借金取り殺到、墓建立トラブルも
もともと千葉さんは別の宗派だったんですが、それをきっかけに改宗したんです」
Oさんは、千葉さんがその寺のお墓を望んだ理由をこう話す。
「千葉さんは、富士山が大好きでしたから……。そのお墓は、富士山が一望できる場所にあります。皆さんには、『千葉さんのご意向に従ったことをしましょう』と話しているのですが……」(前出・Oさん)
だが、千葉さんの愛弟子で、最期を看取ったJAC(ジャパンアクションクラブ)代表の西田真吾さんに尋ねると、「(墓のことは)まだ決まっていません」と話す。
千葉さんが急に天国へ旅立ったということもあってか、遺言書は残されていないという。
「少し前に会ったとき、オヤジはすこぶる元気で、『また映画を作る!』と言っていた人が、遺言なんて作っているはずがありませんよ」(前出・若山騎一郎)
新しい墓の建立を聞かされていたというのはOさんだけ。遺族たちは困惑しているというのだ。千葉さんのように急に亡くなり、遺言書などがないために、残された家族が困るケースは少なくないと話すのは、家族問題評論家の池内ひろ美さんだ。
「借金は相続放棄すればいいのですが、そうすると家などの不動産や遺品も相続できないので、“やっぱり放棄しない”と言って揉める、ということもあるんです。