くらし情報『続々検出される変異株…抗体カクテル療法の効果への影響も』

2021年9月9日 11:00

続々検出される変異株…抗体カクテル療法の効果への影響も

日本国内においても、8月30日に東京医科歯科大学が“新たなデルタ株”を初めて確認したと発表した。

「デルタ株には、L452Rという変異があり、ワクチンが効きにくい特性があります。今回、医科歯科大が発見した“新たなデルタ株”には、通常のデルタ株に、アルファ株のN501Yという変異に酷似した、N501Sという変異が加えられていました。ただでさえ強力なデルタ株に、アルファ株の感染力がさらに加わることが懸念されているのです」(上さん)

この“新たなデルタ株”の検出は、世界で8例目、国内ではまだ1例目とのことだが、レアケースと捉えてはならないという。

「この1例が今回の研究で偶然見つかったとは考えにくいです。変異株はある程度ウイルスの数が増えないと検出されないので、“国内初確認”の背景には、少なくとも数百人以上の感染者がいると考えられます」(上さん)

変異株というと、“海外で検出されたものが日本に入ってくる”というイメージが強いが、医科歯科大の研究チームは「新たなデルタ株は国内由来の可能性が極めて高い」と発表している。■これまでに確認された主な変異株

【従来株】最初に確認された地域:中国/感染力の目安(従来株比)

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