くらし情報『働きながらの遠距離介護…負担を減らすために使える制度6』

2021年9月22日 11:00

働きながらの遠距離介護…負担を減らすために使える制度6

約3万円×3回=9万円を合わせて、総額64.2万円という試算になります。

ただ、当然、お母さんの年金や貯金もありますので、全額あなたが出すことにはなりません。ニッセイ基礎研究所の調査でも、遠距離介護している親子全体の6割は親が全額負担。残りの4割も子どもが交通費だけ出すなど一部負担しているケースが多いです。

お母さんが無年金の場合などは、子どもが生活費用まで支援せざるをえないケースも。親に介護が必要になる前に、一度、親子で腹を割って、親の収入や貯金額を前もって、確認しておくことが大切です」

【ケース3】遠方の父が突然入院!かかる費用は?

〈Q〉広島で一人暮らしの父(75)が急に脳梗塞で倒れ、大阪在住の娘の私(48)が3カ月介護することに。資金はいくら必要ですか?

〈A〉目安の金額は74.5万円

「お父さんの年収によって、医療費負担が大きく変わりますが、年金だけで年収300万円として試算してみましょう。3週間の入院で病院の窓口で払う金額は17万円(1割負担・高額療養費適用前の自己負担分)。
2カ月間、リハビリ専門病院に入院すると、そこでの支払額は約20万円で、当座必要な医療費は37万円です。

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