くらし情報『中村あゆみ「人と話すのも避けてた」コンプレックスだったハスキーボイス』

2021年9月27日 06:00

中村あゆみ「人と話すのも避けてた」コンプレックスだったハスキーボイス

あとはデビューまでのレールに乗せられた感じです」

コンプレックスだった声を、希少価値が高いという意味で「君の声はヤンバルクイナのようだ」と言ってくれた。

「“この声で生きていく”って覚悟ができました」

■周りのビルから、落ちてきそうなほど人が覗いていたレベッカとの野音公演

半年後の’84年9月に『MIDNIGHT KIDS』でデビュー。翌年、『翼の折れたエンジェル』が大ブレイクした。

同時期に日本の音楽シーンを席巻していたのが、レベッカだ。

「『フレンズ』を聴いたときは“来たな”って思いました。NOKKOちゃんの突き上げるようなボーカルが魅力的で、名曲ですよね」

そのレベッカと、ジョイントコンサートをする機会に恵まれたのが’85年の夏。

「日比谷の野音(野外音楽堂)が満杯になり、周りのビルからもみんなのぞいていて、落ちてくるんじゃないかと思うくらい。これをきっかけに、毎年8月31日をAYUMIDAYとして、単独ライブを10年続けました」

いつかまた一緒のステージに立ちたい。
そんな夢を抱いていたが、なかなか機会に恵まれずーー。

「3年前にやっと、BSの番組で共演することができました。

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