くらし情報『“本当に必要な老後資金”の計算法 老後の生活費は今の8掛けで』

2021年10月1日 11:00

“本当に必要な老後資金”の計算法 老後の生活費は今の8掛けで

【ステップ1】「老後に受け取れるお金」を計算する

「老後の収入の柱は公的年金です。まずは自分たち夫婦が65歳以降、どれくらいの年金を受け取れるかを把握しましょう」

これに退職金や個人年金保険などの私的年金を加えた金額が、老後を支える収入になる。

「毎年、誕生月前後に郵送されるねんきん定期便のハガキを見れば、将来受け取る年金額の見通しを知ることができます。ただしハガキの内容は、今年50歳以上になる人と50歳未満の人で異なります」

まず50歳未満の人の場合は少し面倒。ハガキには、加入実績に応じた現時点の金額が記されている(1)。65歳での受取額は、現在から退職までの見込み受取額を自分で計算して、これに足す必要がある。

一般企業の会社員の場合、「老齢基礎年金」(個人事業主はこちらのみ)と「老齢厚生年金」の両方が受け取れるので、まず老齢基礎年金については、今から60歳までの年数×2万円として計算(2)。老齢厚生年金については、今後の平均年収を想定し、その金額×0.55%×現在から退職までの年数が今後の見込み受取額になる(3)。
この(1)と(2)と(3)を合わせた(A)が65歳以降に受け取れる年間見込み年金額だ。

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