2021年10月1日 11:00
“本当に必要な老後資金”の計算法 老後の生活費は今の8掛けで
:14万円
合計(年額):168万円
夫婦の場合、総額月24万円程度の支出となっている。
「ただこれはあくまで総務省の統計の平均値。たとえば住居費が夫婦で1万4,000円となっていますが、賃貸に住んでいる人はまったく足りません」
では自分にとって老後の生活費にはいくら必要なのか?高齢者無職世帯の平均生活費の項目を参考に、「あなたの『老後の生活費』の見積もり」で知ろう。
「まず、おおまかでかまいませんから、現在使っている月の生活費を項目別に表に書き込んでください」
老後の生活費は現役世代のおおよそ7〜8割と言われているので、「食費は7割でやれそう」「交際費は8割くらいかかりそう」など、自分で判断し、現在の生活費にそれぞれ0.7〜0.8を掛けて算出。「家族構成、マイホームの有無、子どもへの教育費のかけ方などによって生活費のかかり方はさまざまですが、老後は子どもの独立などから、現役世代のいまの生活費の7〜8割が目安になります」
項目の数字をすべて足して月額を出したら、それに12をかけて年額を算出したものが、老後の生活費の年額(C)になる。
【ステップ3】「老後の特別費」を見積もる
「老後、必要になるお金は生活費だけではありません。