2021年12月17日 11:00
ゆうちょATMに小銭を預けると110円…新設の「硬貨取扱料金」とは
から「〜75歳」に拡大。
「現行制度では、60〜64歳の人で、月々の年金(1)と、月給+ボーナスの1カ月分(2)の合計額(1)+(2)が“28万円”を超えると、年金の支給額の一部または全額がカットされます。この上限が“47万円(令和3年度の額)”に引き上げられます。つまり、(1)と(2)の合計額が47万円までであれば、年金額はカットされず、全額受け取れるようになるということです」
■収入が減るなか負担増の流れは続く…
また、老齢基礎年金と老齢厚生年金の両方で、“受給開始の繰り下げ年齢”の上限が70歳から75歳に拡大することも覚えておきたい。受給開始を遅らせれば、月ごとの支給額は上積みされるが、もらえる期間は短くなる。
「これと同様に、企業型確定拠出年金(企業型DC)と個人型確定拠出年金(iDeCo)の受給開始時期も75歳までに拡大します」
【5月】
〈企業型確定拠出年金(企業型DC)〉:加入可能年齢を「65歳未満」から「70歳未満」まで引き上げ。
〈個人型確定拠出年金(iDeCo)〉:加入可能年齢を「60歳未満」から「65歳未満」まで引き上げ。
「さらに、5月には加入可能年齢の上限が企業型DCで65歳未満から70歳未満に、iDeCoで60歳未満から65歳未満にそれぞれ延長され、老後資金を準備するための期間が延びることになります」