2021年12月19日 11:00
「丁寧道」提唱する書道家・武田双雲の新たな挑戦「カリフォルニアに移住します」
結局、6カ月間くらい辞めさせてもらえませんでしたが(笑)」
衝動に駆られ、会社を辞めてしてしまうほどの体験だったと語る武田さん。冒頭のように人生の指針を「楽しむ」にこだわった理由は、若かりし頃の苦い経験が影響していた。
「僕、小・中・高時代が全然楽しくなかったんですよ。勉強や部活など楽しいと思ったことがなくて、しょうがなくやっていた感じでした。辛くて、サボってはずっと逃げ続けていたんですよね。だけど、大学時代は友達もできてすごく楽しかったんです。
でも卒業して会社員になってみると、周囲の愚痴を耳にすることもあり馴染めなかったんです。どうにか楽しもうとしたのですが、昔の辛かった記憶がフラッシュバックしてしまい、できませんでした。
通勤途中にお腹が痛くなったり、上司に怒鳴られたり、今思い返すと嫌な思い出ですよね。そんな環境でも楽しめるようにと、メモを筆で書くなど自分なりに工夫はしていたんです」
■近い将来、家族でカリフォルニア移住を
新型コロナによる自粛期間中には、音声SNS「Clubhouse」でトークを始めたという武田さん。オンラインで繋がることにより、様々な人とのコミュニケーションを楽しんでいるという。