2021年12月29日 11:00
医師に聞いた続けるべき感染対策「トイレの“フタ”は今後も習慣に」
「初詣でも問題ないでしょう。鈴を鳴らしても、そのあと手洗いすれば安心です。混雑を避けるため、元日にこだわらないほうがいいでしょう」(久住さん)
帰省を計画している人は?
「新幹線の移動中、到着先でお酒を飲んで騒がない、風邪症状があれば中止しましょう。帰省前に抗原検査をする人もいますが、無症状の場合は約50%も見逃されるので、過信は禁物」(児玉さん)
また、うがいによる感染対策も。
「口腔内の洗浄には役立ちますが、水が行き届かない喉や鼻の奥で感染しているので、あまり効果は期待できません」(児玉さん)
■やめていい対策
家庭内マスクは家族に感染者がいなければ、「現実的には無理がある」というのが、専門家の一致した考え。家庭内の感染対策では加湿器の水に次亜塩素酸を混ぜる“空間除菌”を実践した人もいるはず。
「濃度が高いと肺へのダメージになるのでやめるべき」(久住さん)
「飛沫が発せられて、人の体内に飛び込むまでの一瞬で無害化するのは無理です」(峰さん)
マスクにフェースシールドをつけている慎重派の人もいるが。
「患者さんに近距離で接する医師や、介護士でなければ、マスクだけで十分です」