2022年1月17日 06:00
立憲前議員が危惧する“提案型野党”への転向ーー「“批判”こそ必要なのでは」
“野党の活動を通じて、さまざまなことが実現しているんですよ”ということが伝わっていなかった。だからレッテル貼りにつながってしまったと思う。そういう意味では党としての広報活動、実績をいかに国民のみなさんに知っていただくか、周知をしていくことが必要ですね」
再び国会に戻れたとしたら、川内氏はふたたび政府を“批判”するのだろうか。
「もちろんです。“批判”しなければ、どんどん与党が暴走し、権力を私物化させて歯止めがきかなくなっていくからです。そのうえ、行きすぎた新自由主義のせいで、普通に暮らしている人たちの利益が阻害されています。実質平均賃金が20年以上も下がり続けている国なんて日本くらいですから、異常なんです。経済政策にしても、安全保障にしても、パンデミックや、気候危機にしても……。
もう待ったなしのことばかり。これまでの政治の延長線上ではどうにもならない課題が山積みなので、そこはしっかり論戦を挑んで、変えるべき点は、変えさせなければならないと思います」
にわかに生まれた“提案型野党”という日本独特の言葉。多くの先進国で、このような存在は確認されていない。これが民主主義の発展に資するものなのか。野党のあり方が問われている。
出産公表のてんちむ、全ての活動再開を報告 YouTubeで復帰の“裏事情”を説明「荒稼ぎしに戻ってきた感じに」