くらし情報『「2回目より強い倦怠感と腕の痛み」医療従事者が語るワクチン3回目副反応の症状と対策』

2022年1月12日 11:00

「2回目より強い倦怠感と腕の痛み」医療従事者が語るワクチン3回目副反応の症状と対策

「3回目接種の翌日に、37.2度の微熱が出ました。1、2回目の副反応は特になかったのですが、今回は倦怠感もありました」(54歳女性・看護師)

3回目接種後の副反応と対処法について、岩田副院長は次のように話す。

「ワクチンの副反応については個人差があるので、2回目で副反応が出なかった人でも、3回目接種後に出る可能性は十分に考えられます。解熱鎮痛剤を用意しておくことや、翌日は仕事を休めるよう事前の配慮を行っておくことをおすすめします」(岩田副院長・以下同)

強い副反応が現れることもある3回目接種だが、それを考慮しても、打つことによって得られるメリットは大きいという。

「2回目のワクチン接種によって得られた抗体価は、接種から約3週間後にピークを迎え、それ以降は時間がたつにつれて下がっていくことがわかっています。3回目のワクチン接種で、抗体価を再び感染予防に十分な水準まで高められます」

横浜市立大学附属病院・先端医科学研究センターの研究では、抗体価は2回目接種6カ月後にはピーク時と比較して約90%も減少するという研究結果が示されている。

しかし、ワクチンを2回打てば重症化を予防する効果は得られるとの報道もあるが……。

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