2022年1月28日 06:00
【医師解説】「オミクロン株で自宅療養」に備える市販薬とは?
しかし、ファイザー社製、もしくはモデルナ社製ワクチンの3回目接種をすることで、有効性を約70%に高められると報告されています。できるだけ早く接種することが望ましいです」
〈鼻うがい〉
外出先での不織布マスクの着用、帰宅後の手洗いやうがいを心がけている人は多い。
「私たちは口呼吸よりも鼻呼吸をしているのに、鼻のケアをしている人は少ないです。鼻腔を通じてウイルスを取り込んでしまうことを防ぐため、鼻うがいも習慣にしましょう。私は市販されている鼻うがいキットを利用しています」
〈漢方・ビタミンD〉
「オミクロン株は、デルタ株に比べて気管支での増殖速度が70倍もあるといわれています。そのため、鼻づまりや扁桃腺の炎症を改善し、ウイルス感染を抑えてくれる漢方薬の『荊芥連翹湯』が有効です。家族が感染したり、濃厚接触者となった場合の予防薬になるため、準備しておくといいでしょう」
新型コロナウイルスによる重症化リスクを軽減するという点で、免疫力を高める働きがあるビタミンDを取ることも重要だという。ビタミンDはサケやきくらげ、椎茸などに含まれているが、サプリなどで摂取してもよいそうだ。
【自宅療養編】
日常の感染対策をしていても、防ぎ切れないほど感染力が強いのがオミクロン株だが、感染者の8〜9割が無症状、あるいは軽症ともいわれている。