くらし情報『【医師解説】「オミクロン株で自宅療養」に備える市販薬とは?』

2022年1月28日 06:00

【医師解説】「オミクロン株で自宅療養」に備える市販薬とは?

当院では漢方薬の『麦門冬湯』も出します。市販のせき止め薬は、デキストロメトルファンを医療用メジコンと同量配合した『メジコンせき止め錠Pro』や『新コンタックせき止め』があります。せきがひどい場合は、麻薬性鎮咳成分であるコデインリン酸を含む『アネトンせき止め錠』や『パブロンSせき止め』がいいと思いますが、必ず用法容量を守りましょう」

〈食欲不振〉

「ウイルスに感染してかぜ症状を引き起こすと、胃酸の分泌が悪くなり、胃がムカムカして食欲不振になることも。このときは『ガスター10』を出しています」

薬局やネット通販でも入手できる漢方薬を活用することでも、オミクロン株に対応できるという。

「微熱が出た場合は、体を温め、免疫力も高めてくれる『葛根湯』を、少し症状が重くなったら『麻黄湯』で対処。さらにせきが出るなど呼吸器系に問題が生じたら肺炎予防で『十全大補湯』を組み合わせます」

オミクロン株の感染拡大を前に、私たちにはこれまでの変異株とは異なった対応の仕方が求められている。十分な感染対策を徹底し、いざに備える心構えをもって、この第6波を乗り切ろう。

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