くらし情報『ウクライナを脱出しても渡航費の確保に困難…避難留学生を日本語学校が受け入れ中』

ウクライナを脱出しても渡航費の確保に困難…避難留学生を日本語学校が受け入れ中

また、原発がロシア軍によって攻撃されたザポリージャに住んでいた別の学生も、一緒に避難しようと母親を誘ったそうです。しかし、『私は国に残って家を守っておくから』と言われたと。彼女は、『たとえ日本に避難できても、親をウクライナに残してひとりだけ避難してよかったのか、毎日苛まれるかもしれない…』と葛藤していました」

今回用意される留学プログラムには、家族での避難にも対応できるように用意している学校もあるというがーー。

「受け入れ側の日本語学校のなかには、“家族で避難してきても受け入れる”という学校もあります。しかし先の学生のように、避難してくる娘や、国に残る親の両方が悩み抜いて決断を下しています。最終的にその学生は日本行きを決断したのですが、避難する娘、ウクライナに残る母親の両方が、胸が張り裂けるような思いをしているのです」

留学生の第一陣は、4月11日の入学式に間に合うよう来日できた学生もいる。「最初10校ほどで、20人を第一期生として4月中に受け入れられるように調整が進んでいます。その後は5月末までに、100人~150人を協力校に割り振って受け入れられるようにしたいですね。


日本に住んでいるウクライナ人の方にも、このプロジェクトに協力していただく予定です。

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