2022年5月12日 06:00
山では不法投棄になることも…注目集まる「散骨」のルールとマナー
1つ目は、ご遺骨をお預かりして、ご遺族の代わりに散骨までを行う『代行委託散骨プラン』。費用は約5万円。散骨を行ったポイントの緯度・経度・時間を記録した散骨証明書を発行し、後日、散骨時の写真と一緒に郵送します」
2つ目は、数組の家族がクルーザーに乗船し、乗り合いで行う「合同乗船散骨プラン」。
「費用は約15万円。全体の約50%のご家族が利用されています。そして3つ目が、『チャーター散骨プラン』。1家族が船を1隻貸し切って、ゆっくり故人とのお別れをすることができます。これが約27万円です」
ちなみに、お墓を建てる場合は100万〜350万円(墓地代+墓石代)かかるといわれており、毎年の管理料も発生する。
そう考えると散骨は費用負担が少なく、“子孝行”になると言えるかもしれない。
【Q5】遺骨はすべてまく?
「すべてをまいてほしいという方と、お骨の一部だけをまいて手元に残す方、両方いらっしゃいます。前者が大体4割を占めますね。あとに残る人がいないので、生前に“遺骨を残す必要はない”と遺言を残されたケースや、手元にお骨を残さなくても供養はできるという考えをお持ちのご遺族が多いです」
一方、全体の約6割の利用者が一部だけをまくそうだ。