2022年5月12日 06:00
山では不法投棄になることも…注目集まる「散骨」のルールとマナー
が適用される。樹木葬は法律で許可された寺院や霊園でのみ行われるため、イメージはお墓に近い。
同じ自然葬でも埋めるかまくかで、決定的な違いがあるのだ。
では利用者が増え続けている散骨は、どのように行われているのか。ルールやマナー、法律上の問題はないのかなど、わからないことも多い。そこで前出の中田さんに、散骨にまつわる疑問をQ&A方式で解説してもらった。
【Q1】どんな人が希望するの?
「海洋散骨の場合、石原さんのように“海が好き”という方がもっとも多いです。次に、一人住まい、跡継ぎがいないなどといった社会的な事情から散骨を希望される方も増えています。
自分が亡くなったあとに、眠る場所の受け皿として海を選ばれているのです」(中田さん・以下同)
また、残された遺族に墓の管理などで手間をかけさせたくないといった理由から、お墓を選ばないという人もいるそう。
「お墓を持つことで生じる、“お寺とのつながり”を嫌がる人が増えています。先祖代々のお寺の檀家にならないといけないのなら、いっそのことお墓に入りたくないと考えるようです」
【Q2】散骨はどこで行うの?
「当協会に加盟する事業者は、海でのみ散骨を行っております。