2022年5月12日 06:00
山では不法投棄になることも…注目集まる「散骨」のルールとマナー
河川、滝、干潟、河口付近、ダム、湖や沼地など、飲み水に関わる水源池では行いません。山に関しても、国有林があるほか、多くは個人が所有しています。そこで散骨した場合、不法投棄となる可能性があったり、風評被害が生まれてしまうこともあるため、山でも行っておりません」
現在、散骨に関する法律はないことから、日本海洋散骨協会では独自のガイドラインを策定している。
海をなりわいとする関係者とのトラブルの防止、海の環境保全、散骨時の安全確保のためのルールとマナーを整備して、節度ある海洋散骨に努めているそうだ。
「細かく砕かれていない遺骨が海岸に流れ着いて、“事件性がある”と騒動になることのないよう、1〜2ミリ程度の粉末にする決まりを設けています」
【Q3】散骨したい海域は選べる?
「選べます。たとえば当協会は全国に加盟店があるので、その海域に合った事業者に相談していただくのが一般的です。必ず希望がかなうわけではありませんが、事業者が調べて対応します」
ハワイなど海外での散骨に対応できる事業者もあるそうだ。
■費用はいくらかかる?
【Q4】費用はいくらかかる?
「事業者によって違いますが、大きく3つのプランがあります。