2022年5月14日 14:00
市川染五郎『鎌倉殿』“義高”抜擢生んだ祖父・白鸚の44年前の大河怪演
《義高ロスでしんどい》《義高の死、本当に辛いですね…》
5月1日の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の放送後、SNS上にはこんな声があふれた。
市川染五郎(17)演じる木曽義仲の息子・源義高が、政争に巻き込まれ12歳にして悲劇的な死を遂げたのだ。
「わずか5話のみの出演でしたが、視聴者に“薄幸の美少年”という強い印象を残しました」(テレビ誌ライター)
改めて注目を浴びた染五郎は、今回が大河初出演。その素顔は義高同様、大人びているという。
「歌舞伎の家に生まれて幼いころから大人に囲まれて舞台に立ってきたからか、ふだんから高校生とは思えぬほど、物静かでクール。一方で、ベースを弾くのが趣味だったり、マイケル・ジャクソンが好き、お笑いが好き、という一面もあるようです」(芸能関係者)
’18年に八代目市川染五郎を襲名。歌舞伎役者として舞台に立つが、ドラマ出演経験はほぼない。義高役への抜擢の背景は……。
「脚本の三谷幸喜さん(60)の『絶対にいいから』という鶴の一声があったそうですよ」(NHK関係者)
三谷が染五郎を見いだしたのは3年前。三谷が脚本を手がけた歌舞伎『月光露針路日本 風雲児たち』(’19年)