2022年5月14日 14:00
市川染五郎『鎌倉殿』“義高”抜擢生んだ祖父・白鸚の44年前の大河怪演
でのことだった。
「主演は染五郎さんの父・松本幸四郎さん(49)。三谷さんは染五郎さんについて、『素晴らしい。ずっと見ていられる!』と絶賛していました」(舞台関係者)
そもそも三谷は、染五郎の祖父・松本白鸚(79)の大ファンだとか。
「三谷さんが劇作家になると決意したきっかけが、白鸚さん主演の大河ドラマ『黄金の日日』(’78年)だそうなんです」(テレビ局関係者)
同作は商人が主人公で、庶民の視点から戦国時代を描いた名作。
「幼なじみが処刑されて、白鸚さん演じる主人公がよだれを垂らしながら激しく慟哭するシーンは今でも大河ファンに語り継がれています」(ドラマウオッチャー)
それに感銘を受けたのが当時高校2年生だった三谷少年。
「以来『いつかあの人に脚本を書きたい』と願い続けてきた三谷さんですが、’95年のドラマ『王様のレストラン』(フジテレビ系)で実現。’16年の大河ドラマ『真田丸』では、三谷さんからのラブコールを受けた白鸚さんが『黄金の日日』と同じ役で出演しています」(前出・テレビ局関係者)
『鎌倉殿』の“義高ロス”は、祖父・白鸚による44年前の怪演があってこそだったのだーー。