2022年7月31日 06:00
奥山佳恵 勢いだけで歌った『おどるポンポコリン』で3万人オーディションのグランプリに!
それが山本未來。お互い励まし合いながら、最終審査まで一緒に進みました」
グランプリには歌手デビューも約束されていたオーディションだったため、最終審査では歌わなければならなかった。
「歌唱力にも自信がなくて、何を歌ったらいいのか決めかねていました。最終審査の数日前になっても歌う曲が決まらず、カラオケに行ってなんとなく入れてみたのが『おどるポンポコリン』でした」
ちょうど放送が開始された『ちびまる子ちゃん』(’90年~・フジテレビ系)のエンディング曲として、話題になっていたころだ。
「“なんという、意味のない歌詞なんだ”と思いつつも、なぜかお祭り気分になり、心がウキウキして、全力で歌っていました。それまで、カラオケで歌う曲は歌詞重視だったのですが、意味不明な歌詞とノリがいいメロディに“こんなに歌って気持ちいい曲があるんだ”って。何より、歌が苦手な私でも、勢いで歌えばごまかせるかもって思ったんです(笑)」
最終審査で歌う曲は決まったが、カラオケ音源を持参しなければならなかった。
「その足で渋谷の西武百貨店に行くと、たまたまカラオケのテープが売っていたんですね。
そんな偶然、あります?」