2022年7月31日 06:00
奥山佳恵 勢いだけで歌った『おどるポンポコリン』で3万人オーディションのグランプリに!
オーディション会場では、主催者サイドが用意していた工藤静香の曲や、リンドバーグの『今すぐKiss Me』(’90年)を歌う参加者が多かったなか、彼女が選んだ『おどるポンポコリン』は異質。一次審査で出会って以来、仲よくしていた山本未來の存在が「いつもどおりの自分」であることを支えてくれたのかもしれない。
「多くの人が本格的に歌う中、私は勢いだけで乗り切った感じです。とにかく私らしく、元気のよさをアピールしたくて」
その結果、3万人を超える応募者の中からグランプリに輝いた。
「この曲を選ばなかったら、たぶんグランプリは取れなかったと思います」
人生は大きく変わり、’92年に映画主演デビューを果たすと、テレビドラマばかりでなく、『平成教育委員会』(’91~’97年)、『笑っていいとも!』(’82~’14年・ともにフジテレビ系)などバラエティ番組でも活躍。
デビュー数年後には、パーソナリティを務めるテレビ番組に、憧れだった大沢樹生をゲストとして迎えることもできた。
「デビューする前、事務所の忘年会にいらっしゃった加勢大周さんを前に、私はキャーキャーと舞い上がってしまい、スタッフに首根っこをつかまれて追い出されたことがあったんです。