くらし情報『矢部美穂イジメ体験告白「ラジオだけが私を人間扱いしてくれた」』

2022年8月7日 06:00

矢部美穂イジメ体験告白「ラジオだけが私を人間扱いしてくれた」

学歴がない私が、親に経済的な迷惑をかけずに東京で生きていくためには、芸能人になるしかないって、思ったんです」

選考会のための交通費や宿泊代を負担してもらえる「ホリプロタレントスカウトキャラバン」やオスカープロモーションの「全日本国民的美少女コンテスト」など、大きなオーディションに絞って応募した。

「奇跡的に、裕木奈江さんそっくりに撮れた写真があって、それを送ると、書類審査はだいたい通りました。面接では、母のアドバイスで『芸能界で食べていきたいです』と答えるようにしていました。ハングリーさを伝えたくて。学校にほとんど行っていないから成績が悪く、どこの高校も受からないほど。勉強ができれば別の選択肢もあったと思いますが、私には芸能界以外に選ぶ道がない状態だったんです」

その気迫もあり、堺正章が司会を務めたオーディション番組『ゴールド・ラッシュ!』(’91~’93年・フジテレビ系)に出演。

「最初は30人ほど参加できるのですが、歌や水着の審査で徐々に落とされ、最終審査に残るのは5~6人ほど。そこには選ばれませんでしたが“近づいてきている”という手応えはありました」

そして’92年、雑誌『Momoco』(学研)

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