2022年8月28日 06:00
北陽・虻川美穂子 卒業アルバムには「浜ちゃんのお嫁さんになりたい」
しばらくしてから、伊藤ちゃんも私と同じソフトボール部に入って仲よくなったんです」
■自信も夢も失いかけたときに勇気づけてくれた曲
学校ではクラスの“一軍男女グループ”を、“私たちのほうがセンスある”と遠巻きに見ている女子だけのグループに属していた。
「バンドブームだったので、大好きなレピッシュやユニコーンが話題の中心。音楽雑誌の『PATi・PATi』(ソニー・マガジンズ)を買って、グラビアページを切り抜いたりしていました」
レピッシュのコンサートに行くために、学校の公衆電話に十円玉を積み重ねてチケット予約しようとしたが、あまりに人気のために入手できなかった。
「『音が漏れてくるかもしれない』と、コンサート会場の大宮ソニックシティに行ったことも。建物内のトイレまで入りましたが、一切、聞こえませんでした(笑)」
その時期、武田鉄矢ファンの虻川さんの母親が楽しみにしていた『101回目のプロポーズ』(’91年・フジテレビ系)に衝撃を受けた。
「バンド熱に浮かされていましたが、エンディングで流れる『SAY YES』(’91年)を聴いて、またチャゲアスに引き寄せられました。ピアノのイントロからすでに気持ちが盛り上がる、最初から最後までサビのような名曲」