くらし情報『大坪千夏『ねるとん紅鯨団』でのごめんなさいは地味な学生生活唯一の華やか体験』

2022年9月4日 06:00

大坪千夏『ねるとん紅鯨団』でのごめんなさいは地味な学生生活唯一の華やか体験

大学を卒業した’90年、フジテレビに入社。

「テレビ局に入ると、研修もそこそこにいろいろな番組につかせてもらえたのはありがたいことでしたが、深夜の収録終わりで着替えだけに帰宅してすぐ取材に出たり、昼夜問わずロケに呼び出されたり……。忙しさはまさに『気まぐれコンセプト』で描かれている世界でした」

くしくも、フジテレビの深夜番組ではホイチョイ・プロダクションズが手がけた『カノッサの屈辱』(’90~’91年)、『TVブックメーカー』(’91~’92年)が、若者を中心に大人気となっていた。

彼女はこれらの番組でプロデューサーを務めた桜井郁子さんに声をかけられ、先鋭的なクリエーターが集った、異色の子ども向け番組『ウゴウゴルーガ』(’92~’94年)に出演。ホイチョイ作品を通じて憧れていた、おしゃれで知的なカルチャーの一端を担うことになる。

「間接的とはいえ、ホイチョイ・プロダクションズの世界に触れることができたのは、大きな経験。その後、自分で企画から番組を立ち上げたときも、何かしらの影響を受けていたはず。人を楽しませることに長けていて、“仕掛けて時代をつくる”ことに巧みなホイチョイを、無意識に追いかけていたんですね」

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