2022年9月4日 06:00
スキーもスキューバも深夜バラエティも! バブル文化の仕掛け人「ホイチョイ」って?
『波の数だけ抱きしめて』の日焼けした中山美穂
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、夢中になった映画やテレビの話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’80年代”を振り返ってみましょうーー。
「映画を通じてスキーやスキューバダイビングブームの発信源となったり、’90年代前半のフジテレビ深夜番組の黄金期を作り出すなど、若者の文化・ライフスタイルをけん引したことが、クリエーター集団であるホイチョイ・プロダクションズの最大の功績でしょう」
そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。
ホイチョイ・プロダクションズは、成蹊学園で故・安倍晋三元首相の同級生だった、馬場康夫氏と松田充信氏との出会いから始まっている。
「ホイチョイの由来は、クレージーキャッツの楽曲で多く使われる『ホイ』や『チョイ』のフレーズにちなんでネーミングされたといわれています」
大学卒業後、日立製作所の宣伝部に勤めていた馬場氏は、’81年に『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で4コマ漫画『気まぐれコンセプト』を連載開始。“ギョーカイ”と呼ばれていたマスコミ業界の日常や裏側を描いた。