くらし情報『山口智子 10年がかりの“超大作書籍”制作に秘めた「テレビ局への疑問」』

2022年9月1日 15:50

山口智子 10年がかりの“超大作書籍”制作に秘めた「テレビ局への疑問」

《貴重な映像を撮影させていただいても、一度オンエアしてしまうと惜しげも無く捨てられてしまう。再利用したいと思い立っても、テレビ界という大組織の中では至難の技だという現実に直面しました。担当者が別の部署に移動になっていたり、進行のための書類にハンコがいっぱい必要だったり(笑)》
《無駄な消費にかまける愛しのテレビに、愛が深すぎて悶々としてしまうのです。「あなたはそんな人ではないはずだ!」と(笑)》

「グチグチ文句を言うよりも、自分の責任で、自分で動いてみよう」と活動を始めた山口だが、本業とは違う活動でこれほどがんばれる女優がどれだけいるだろうか。

山口といえば、複雑な生い立ちと独特の人生観を持つことでも知られている。

「山口さんは6歳のころに両親が離婚。育ての親となった祖母は旅館を経営していて多忙で、夕食はいつも旅館から届く定食だったそうです。“ふつうの食卓”にあこがれる一方、宿命に縛られるのではなく、後悔しない人生を選び取りたいと強く願うようになりました」(芸能記者)
旅館を継ぐことに反発し、女優の道を選んだ山口。
その後の活躍は説明するまでもないが、’95年に唐沢寿明(59)と結婚すると、’96年の大ヒットドラマ『ロングバケーション』放送後は主婦業に専念するように。

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