くらし情報『「やりたくなければやらなくていい」PTAから脱却した小学校の取り組み』

2022年9月1日 15:50

「やりたくなければやらなくていい」PTAから脱却した小学校の取り組み

と定義づけているという。

変革でまず取り組んだのは(1)やらないといけない義務感、(2)やらされているという強制感、(3)やらない人がいる不公平感の“3本のや”をやめることだった。保護者の役割とされた6年間で1回の委員と年1回の行事係を廃止。できるときにやりたい人が手伝うボランティア制にした。

「やりたくない人はやらなくていい。活動しない人がいてもOKです」と、副団長の蒔野美登里さん。不公平感が募りそうだが……。

「本来ボランティアは、やりたい人が率先してやるもの。
人が集まらないような活動なら、やめるという選択肢もあります。活動のスリム化を第一に、『前例踏襲』をやめました」(星さん)

苦情の多かったベルマーク回収や古紙などのリサイクル活動もいったん廃止したという。

「ただベルマークは『おしゃべりしながらの作業は楽しいからやりたい』人もいて『ベルママ』という親のサークル活動として復活しました。やりたい人がやってくれるなら大歓迎です」(星さん)

■「変わらないPTAは淘汰されていく」

PTA時代は本部役員と各種委員会がいるトップダウンの組織だったが、PTOになってからはボランティアセンター(ボラセン)

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