コロナ&インフルの“同時接種”に医師警鐘「副反応がひどくなる可能性」
日本でもコロナ禍以降、インフルエンザの流行はほとんどなく、集団免疫がかなり落ちています。
オーストラリアの結果も踏まえると、今年はインフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行は避けられないでしょう」
政府も今冬の新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行を懸念している。
そんななか、インフルエンザの予防接種が10月1日から全国で開始される。
同時に、これまで60歳以上、基礎疾患のある人、感染リスクの高い医療従事者だけに限られていたコロナワクチン4回目接種の対象者が、9月20日から「3回目を終えて5カ月以上経過した12歳以上」に拡大された。
さらに当初、コロナワクチンは「ほかのワクチンとの同時接種は行わず、接種間隔を13日以上おく」という方針だったが、政府はインフルエンザワクチンに限り、接種間隔の規定を廃止し、“同時接種”を解禁したのだ。
同時接種とは2種類のワクチンを同時に打つこと。片方の腕に2本打つか、両腕に1本ずつ打つか決まりはないが、後者が一般的だという。
2種類のワクチンを同時に体内に入れることに不安もあるが……。
政府は、米国の新型コロナウイルスとインフルエンザのワクチン同時接種に関する研究結果をもとに「インフルエンザワクチンに限っては安全性や有効性に問題はない」