コロナ&インフルの“同時接種”に医師警鐘「副反応がひどくなる可能性」
として容認した。
しかし、政府の決定に菊池先生は次のように苦言を呈する。
「副反応が出る人と出ない人の個人差を考慮すると、海外のデータだけを論拠に同時接種が安全と判断するのは早急です」
■痛みが増し、全身の倦怠感が強く出ることも
佐藤先生もワクチンは感染予防に効果的であるが、同時接種はリスクが高いと危険性を指摘。
「コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種によって、接種後の副反応がひどくなる可能性があります。
接種部分の痛みが増し、これまで以上に全身の倦怠感が強く出ることも考えられるのです」
菊池先生のクリニックでも同時接種は行わないとしている。
「やはり同時接種後の副反応がどう出るかわからない怖さがあります。個別接種では副反応の熱が38度だったのが、同時接種で40度になるという可能性も十分考えられるでしょう。
また同時に打つと、副反応が出た場合、どちらのワクチンによるものなのかわからず対処が難しくなる恐れも。
私自身、コロナワクチンだけを打った場合でも副反応で高熱が出るため、同時接種は避けます」
では実際、インフルエンザワクチンとコロナワクチンを打つ場合、どのくらいの間隔を空けるべきなのか。