2022年11月11日 11:00
1LDKが500万円!住宅ローンがいらない、24時間で建つ「3Dプリンター住宅」
なかには、『ずっと賃貸でかまわない』と考える人もいると思いますが、60歳を過ぎると更新ができなくなるなど、家を借りられなくなる人も少なくないんです」
続けて、飯田さんはこう話す。
■なぜそんなに安く建てられるのか?
「終の棲家を見つけられない、といった社会課題を解決するためにも、車を買うぐらいの金額で、より多くの人に家を提供したいと考えています。
将来的には『100㎡、3LDKで300万円』を目標にしています」
そもそも、どうしてそんなに安く家が建てられるのか。
「施工時間の短さが重要なポイントです。通常、家を建てるのには半年ほどの時間を要します。つまり180日間、人間が現場に通い作業すれば、それだけの人件費がかかることに。 でも、3Dプリンター住宅は24時間施工を前提としているので、1日8時間作業としても、3日分の人件費で済む。そこがコストパフォーマンスに大きな差が出る要因です」
耐久性はどうなのだろうか。
特に、地震などの災害が多発傾向にある昨今の日本。
“安かろう悪かろう”な家では、おちおち暮らしてなどいられないのではないか……。
■世界一厳しい耐震基準もクリア
「素材はコンクリートに特殊な硬化剤などを混ぜたものです。