2022年11月17日 11:00
ゆたぼん 現役教師が“アンチ煽り”に危惧「視野がどんどん狭くなる」
いっぽうで、経済的な事情や病気などの理由で学校に行けない子もいます。
ですから、ゆたぼん以外の不登校児を一概に括ることはできません。そのことを念頭に置いていただきたいと思います」(以下、カッコ内はすべてAさん)
Aさんは、ゆたぼんに対して教育者として気になる点が3点あるという。まずは敬語の使い方だ。
「ゆたぼんが、敬語で話しているのをあまり見ないように思います。もちろん“ですます”で話していますが、敬語とは“ですます”を使っているから大丈夫というわけではありません。ゆたぼんには、フランクすぎる場面が多く見られます。
学びは、周りを真似ることから始まります。
そして、敬語は上下関係のなかで身につくもの。自分とよく似た年齢の集団に属して身近な人や先輩たちと共に暮らすなかで、子供は『自分も敬語を使わなきゃ』『こういう風に話さなきゃ』と学んでいくんです」
■「アンチ!」と言い続けて、視野がどんどん狭くなる
続いてAさんは、ゆたぼんが何かと「アンチ」と口にする点を挙げる。
「『アンチやから』といって意見を受け付けないのは、あまり好ましいことではありません。“敵か味方か”と分断して考えることは、思春期ではたびたびあること。