素人から“一芸持つプロ”の時代に?コムドット、ヒカルらトップYouTuberが伸び悩む残酷な背景
かなり反応が速かったり、驚くぐらい高く飛べたり、何かしらの芸を持っているんですね。私自身、感心させられることがよくありました」
07年6月に日本語版サービスが開始されたYouTube。以後、職業としてYouTuberを選択する人たちが台頭したが、脚光を浴びる時期は過ぎてしまったという。
「YouTuberへのボーナスタイムが切れてしまったように思います。『いまはYouTuberの時代だね』と特別視され、多少のツメの甘さも見逃してもらっていた期間は終わりました。いまや、芸能人や様々なジャンルの専門家もチャンネルを持つようになり、プロとも比べられてしまう世界になっています」
最後に、井上氏はこう指摘する。「新陳代謝が激しい世界ですので、どんな制作者も時代や視聴者の好みの変化を嗅ぎとって、やり方を変えていかないといけなかったと思います。当初の成功モデルで大きな収益もあったと思いますし、スタイルを変えなかった、あるいは先取りをしてこなかったツケがきているように感じます。
キャッチアップして追いかけていくのか、それとも諦めるのかといった大きな岐路に立っているYouTuberは多いでしょう」
“冬の時代”を乗り越え、返り咲くYouTuberは果たしてーー。
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