2023年2月13日 11:00
28歳で早逝した天才エゴン・シーレの30年ぶり美術展を解説
【個性的な裸体像】
「古来、裸体は絵画に描かれてきましたが、シーレの場合は、大胆なポーズと赤裸々な表現が特徴です。エロティックに描き出すというより、裸体を通して、人間のすべてをさらし、本質を追求することが目的だったとも考えられます」
■捨てた恋人に未練!女泣かせな面も
性的に奔放な人物としても知られたクリムトほどではないにしろ、シーレにも女泣かせな一面が。シーレは約4年交際した恋人・ワリーがいながら、おそらく体面を保つため、中産階級の女性を結婚相手に選ぶことを決意したという。
自宅の向かいに住む姉妹にアプローチし、ワリー同席のもと姉妹と出かけるなど不思議な関係を続けた。最終的に妹のエーディトと結婚するが、結婚後も「1年に1回休暇を一緒に過ごそう」とワリーに身勝手な提案をし、あっさりと断られたそう。シーレ、もしかして自己中!?
「気の持ちようだろ」つわりで苦しむ妻を心配しない夫⇒そこに義母が現れ放ったひと言とは?!