くらし情報『一括or分割…「企業年金」受け取り方で総額に大きな差も』

2023年2月20日 11:00

一括or分割…「企業年金」受け取り方で総額に大きな差も

「退職一時金制度と企業年金制度を併用」している会社もあり、自分たちのライフステージや夫の働き方に合わせて、老後資金を増やす受け取り方も選べるようになる。

企業年金には、いくつかの種類がある。代表的なのは、事業主と従業員が給付の内容をあらかじめ約束し、その内容に基づいて給付される「確定給付企業年金(DB)」。「企業型確定拠出年金(企業型DC)」は、加入者ごとに拠出された掛け金を加入者自らが運用し、その運用結果に基づいて給付額が決定される制度。「厚生年金基金」は、国が行う老齢厚生年金の一部(報酬比例部分)の支給を代行し、これにプラスα部分を上乗せして年金給付を行うが、廃止やDBへの移行が進んだ。

「退職金と企業年金の受け取り方は、全部を一括で受け取るのではなく、一時金と年金を組み合わせたり、年金の受取年数や受取開始の時期が選べたりと、さまざまな選択肢があります。夫の会社の退職金の制度や、どの企業年金に加入しているのか、受け取れる金額などを退職する前に調べたうえで、どう受け取るのがベストプランなのか、シミュレーションしておくといいでしょう」(大江さん、以下同)
最も多くの人が該当するのが、60歳で退職一時金を受け取り、65歳まで再雇用制度で働き続けるというケース。

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