2023年2月25日 16:34
「演歌そのものが忘れられそうで怖い」徳永ゆうきが語る専業厳しい”演歌冬の時代”への危機感と展望
で披露した米津玄師(31)の「Lemon」。このカバーで「歌手人生が変わった」という。
「ポップスにもいい曲がたくさんあるとわかってはいるのですが、いざ自分が歌うってなると、全然体に入ってこなくて。譜割りやキーの高さ、テンポの速さが難しい。転調もあるし、一曲で二曲を覚えている感覚。いまだに苦手意識があります。
でも、『Lemon』を歌ってから『徳永さんのポップスをもっと聴いてみたい』という声が多くなりました。そこで、ポップスを中心にしたライブを開催したり。
色んなジャンルの曲を聞く機会も増えましたし、まさに視界が開けたという感じです」
マルチな活動ゆえに、冗談交じりに両親から「お前芸人みたいになっとるぞ」と言われることもあるという徳永。だが、両親や祖父の影響で子供の頃から演歌に魅了され続けてきた徳永の“軸足”は常に演歌にある。「今でも基本的には演歌か昭和歌謡しか聴かないんです。演歌の魅力といえば、やっぱり“こぶし”。他にも“がなり”とか“しゃくり”とか様々な技法があります。それに演歌と一口に言っても大人の恋愛を歌ったり、旅を歌ういわゆる股旅演歌や望郷の歌など様々なジャンルがあります。