2023年2月25日 16:34
「演歌そのものが忘れられそうで怖い」徳永ゆうきが語る専業厳しい”演歌冬の時代”への危機感と展望
順風満帆に見える徳永だが、実は苦悩を抱えていたようだ。2月3日に行われたデビュー10周年記念の会見で、徳永はこう吐露している。
「デビュー当時は、歌一本でいく気持ちはあったんですけど、今の時代、演歌一本でいくのはなかなか難しい時代になってきている。いろんなことにチャレンジして、まずは徳永ゆうきという存在を知ってほしい」
徳永は現在の演歌界への危機意識を明かす。
「デビュー当時は『演歌一本でいくぞ』という思いがありましたが、次第に『それって難しいのかもな』と思うようになったんです。まず今は歌番組が少ないですし、その中でも演歌歌手に用意されている枠はもっと少ない。
『NHK紅白歌合戦』ではどんどん先輩方が卒業されて、『演歌枠が空いた。若手が行けるチャンスや』と思ったら、ポップスの方が入られたり。
時代の流れだと思いますが、演歌というジャンルそのものが忘れられそうで怖くなります。それに僕自身、歌手になったからには有名になりたいんです。演歌一本では表に出る機会が少ないなか、どうすればいいのか。そこで、歌以外のことも頑張る必要があるんやと気づきました」
■歌手人生を変えた「Lemon」