ゴミ屋敷が多い都道府県ランキング!3位は三重県、2位は佐賀県、1位は?
これまでに、「樹木が道路にはみ出している」「雑草の密生で害虫が発生した」などの苦情があり、「条例をもとに管理を依頼する文書を出して、所有者の方に対処していただいた」実績があるという。
ランキング3位の三重県では、松阪市で2022年12月に新条例「ゴミ屋敷対策条例」が可決。同市健康福祉部の担当者が明かす。
「『道路上にゴミが出て通行の妨げになる』『悪臭がひどい』といった苦情が寄せられたため、市として具体的に対応できる条例を制定し、今月1日に『松阪市住居等における不良な生活環境の解消に関する条例』(通称・ゴミ屋敷対策条例)が施行されたばかりです。ゴミは本来、環境生活部の管轄ですが、ゴミ屋敷を出してしまう方の健康面や生活面のケアも必要と考え、健康福祉部も連携して対策に当たっています」
このように、すでに対策に動きだしている市区町村はある。だが、全国的には約9割の市区町村にまだ条例がないのが実状なのだ。
■収集日や分別がわからず、ゴミがたまるのが日常に
ところで住居がゴミ屋敷になってしまうのは、どんなタイプの人に多いのだろうか?前出の田中さんに解説してもらった。
「まず、身体的な面では、けがや病気などで動くことがままならず、家にこもりがちになってしまっている状態のときによく起きます。