くらし情報『脱好き嫌いへ「一般人審査」の弱点を覆した『THE SECOND』スタッフの巧みな仕組み作り』

脱好き嫌いへ「一般人審査」の弱点を覆した『THE SECOND』スタッフの巧みな仕組み作り

芸人が審査員をするとしたら、その人が自分よりも先輩の芸人を審査しなければいけないことになるかもしれない。そうなると採点しづらいし、偉そうなことも言いづらい。

また、『M-1』は結成15年以内を対象とした新人賞レースなので、発展途上の芸の技術的な良し悪しを審査基準にすることができる。

一方、『THE SECOND』は芸歴16年以上ある芸人だけが参加しているので、技術的には全員が一定の水準をクリアしていて、みんな文句なしに上手い。そうすると、プロの目線で技術的な差を基準にして審査をすることが難しくなります。それなら現場にいるお客さんがどっちが面白かったかで決める、という方がむしろすっきりしているという考え方もあるのだと思います。『M-1』に比べていろいろな種類の芸風の人に勝てるチャンスがありますよね」

こうした議論を踏まえても、『THE SECOND』は「一般人審査」の“新たな可能性”を見出したようだ。

「『M-1』の敗者復活戦などでは視聴者投票がありますが、視聴者が実際に番組を見ていたかどうかはチェックできないので、投票する側が責任を負っていないんですよね。
何も見ていなくても、好き嫌いだけで気軽に投票できてしまう。

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