2023年7月4日 06:00
「よくここまで生きたな」GACKT語った50歳の死生観…家族には「沖縄の海に散骨して」
最初はワインだったけれど、ここ12~13年前からはテキーラになりました。一人1分話しても400人いたら400分、約7時間。ワインをそんな飲み続けるのはキビしいでしょう?
だったら、みんな参加型の“テキーラ生き残り”パーティにしようかと。常に覚悟のある人だけ来てくれと連絡しています。入口で誓約書も書かせます。ここで何が起きてもすべて自己責任だと。
誕生会が始まると、仲間たちがステージ上に来て、すぐテキーラを10杯飲むから、キツイですよ(笑)。だからみんなどんどん消えてく。
最後に残るのが30人ぐらい。最後はみんなベロベロで帰ります。
残された後はひたすら孤独。完全にハイになって眠れないから、朝からみんなにメッセージ打ってます。当然、誰も返ってこない。昼過ぎになって、ようやくポツポツと『大丈夫ですか?』と返信が来て。『ずっと朝からメッセージ打ってたよ。孤独だな』と返すんですよ。
そのとき思ったのが『もしかしたら戦場って、こんな感じなのかな』って。戦争で生き残って帰ってきた人たちって、また戦場に戻るっていいますよね。精神的に日常の生活が受け入れられなくて、虚無感があって。みんなもう飲みたくないって言うし、ボクも飲みたいわけではないんだけど、極限状態にまた返ってしまう気持ち、わかるなって。