くらし情報『「唯一の心残りは」故・市川猿翁さん 55年前に明かしていた“恩讐息子”香川照之への後悔』

2023年9月26日 06:00

「唯一の心残りは」故・市川猿翁さん 55年前に明かしていた“恩讐息子”香川照之への後悔

11年、中車襲名時の香川と猿翁さん(写真:共同通信)

11年、中車襲名時の香川と猿翁さん(写真:共同通信)



「会場の前の駐車場にマイクロバスが数台並べられ、中の様子はまったく見えませんでした」(スポーツ紙記者)

9月19日、市川猿翁(本名・喜熨斗政彦)さん(享年83)の葬儀・告別式が東京・上野の寛永寺で営まれた。

「葬儀は家族葬でひっそりと執り行われました。参列したのは親族や一門の弟子、舞台関係者などごく身近な関係者だけです。長男の香川照之さん(57)は悲しみに暮れながらも気丈に振る舞っていて、“澤瀉屋の当主として一門を率いていく”という覚悟を感じたそうです。猿翁さんがとてもかわいがっていた孫の團子さん(19)も香川さんの横で沈痛な面持ちだったとか」(歌舞伎関係者)

故・猿翁さんは’39年、東京に生まれ、7歳で初舞台を踏んだ。その後、’63年に祖父から「三代目猿之助」を受け継いだ。

「襲名後ほどなくして、祖父と父を亡くし、梨園での後ろ盾を失って苦境に立たされました。それでも逆境に負けず、『宙乗り』や『早替り』など『ケレン』といわれる演出手法を取り入れ、人気を集めたのです。
次々と革命を起こし、『スーパー歌舞伎』を確立した猿翁さんはファンだけでなく、同業者からも尊敬されていました」

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