くらし情報『岸田首相「1千800万円“奢”リスト」に3つの怪』

岸田首相「1千800万円“奢”リスト」に3つの怪

■怪1:岸田首相が出席したのはわずか2件?

いったい、どんな店なのか。たとえば「日比谷聘珍樓」は、御所に近い日比谷公園のそばにある日本最古の高級中華料理店として有名だ。人気メニューの「上海蟹肉入りチャーハン」は、4千400円とセレブ価格。

日々、多忙を極める首相が、これほど頻繁に高級料理店での“会合”に出席できるのか。

過去の首相動静と照らし合わせてみると、21件のうち首相が参加したとされる会合は、ホテルオークラ東京内の中華料理店「桃花林」(22年1月21日/49万5千90円/木原誠二官房副長官(当時)と食事)と、居酒屋の「やひろ丸新橋港」(22年11月7日/28万8千382円/閣僚たちと慰労会)の2件のみ。

参加者が明記されないので、あくまでも首相動静に照らし合わせての予想になる。いったい、これらの“会合”には、誰がどのような目的で参加しているのだろうか。

政治と金の問題に詳しい神戸学院大学法学部教授の上脇博之さんは、「あくまで一般論」と前置きしたうえで、こう推察する。
「首相の選挙区から後援会の人たちが上京した際に、“接待”として使われるケースが多いのではないか。首相は忙しくて参加できないので、秘書や職員が代わりにもてなしているのでしょう。

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