小林幸子 デビュー60周年むかえる“ラスボス”の「大晦日の予定」
「それ全部。そのときの気持ちに全部入ってます。それぐらい、一言では表現できない気持ちだった」
大きなショックを受けたことは間違いないだろう。そして、打ちひしがれた彼女を支えたのが、前年に結ばれた8歳年下の夫・明男さんだった。だが、バッシング報道のなかには「騒動の元凶は夫」と言わんばかりの記事もあった。
「主人は本当に戦友。彼がいなかったら私、ちょっと精神的に参ってたかもしれない。彼ひとりが悪い人みたいな書き方もされていたのに彼、『真実は一つ、時間がたてば必ずわかってもらえる』と、泰然としてるんです。
そんな主人がいてくれて、どれほど救われたか」
小林さんが「とにかく明るい人」と言う夫・明男さんは再生医療に関わる事業を手掛けている。
「若いころ、苦労したからかとても自立していて。夫は料理などの家事を自分がすることをまったくいとわないんです。そして、とても優しいの。先日、歯痛で私の頰が腫れたときは、夜中に湿布を買いに走ってくれたんですよ」
なにより、歌手・小林幸子のいちばんの理解者でもある。
「私が新しいことを始めようとすると、誰よりも喜んでくれて。『面白いねぇ』って応援してくれます」