【祝R-1優勝】街裏ぴんく「スベるもウケるも全部1人がいい」語っていた“漫談の覚悟”
彼女たちは僕がどんな漫談をやるのかを見に来て、その上でライブに呼んでくれたんです。
200本中にあるファンタジー漫談のなかから、お客さんに『どれが面白かったですか?』と感想を聞いて統計を取っていたんです。その統計で一番評価が高かった且つ、自分がやりたいネタとして、『ホイップクリーム』っていう漫談を選びました。それを『バスク』で披露したら、人生で一番ウケたんですよ!自分の芸風という意味では、この時が本当に転機ですね。『ファンタジー漫談でイケるぞ!』って自信がついて、『それしかやらん、それを追求する』って決意しました」
■ユニットを組んで「M-1」に挑戦も「やっぱり自分はピン芸人なんだな」
しかし、’08年から毎年エントリーし続けてきた「R-1」では苦戦が続いていた。
「毎月20本のライブをやっていた’14年は、2回戦落ちでした。漫談を200本も作ってきたのに、2回戦で歌ネタをやってしまったんですよね。やっぱり自信がなかったんですよね、2回戦っていうぶち破ったことのない壁に。
『R-1』という老若男女にウケなければいけない場所に、持っていくような漫談がなかったというか……。僕を好きな人は笑ってくれたんですが、歌ネタで落ちてしまいめちゃくちゃ悔しかったですね。