川口春奈(29)と5年交際→破局した格闘家に「責任逃れ」と批判があがるワケ
「いつするのか」といった部分にも、自由な価値観が広まって欲しいところです。
昭和の時代であれば、クリスマスケーキに女性の年齢を重ねる風潮があり、現在も年齢で適齢期を明言したくなるのは仕方ないことでしょう。こうした背景から、今回の交際から破局報道についても、女性に対し男性側の責任論が持ち上がるのだと思います。
しかし責任論をそれっぽく持ち出す人の多くは、偏った認識があるのではないかとも思います。そもそも「20代=結婚適齢期」といった価値観は少し古い情報によるものです。例えば現在初婚年齢の平均値は29.4歳となっていますが、最頻値(結婚した女性において最も多い年齢)は26歳というデータがあります(令和4年男女共同参画白書より)。
つまり最頻値を踏まえて話をするなら、20代で恋愛を謳歌して29歳で結婚ですら、「すでに遅い」とも言えます。
一方、都道府県に見ると、東京の初婚年齢の平均値は、妻側が30.4歳となっています。
(厚生労働省「人口動態調査」2021年より)。首都圏で働く女性なら、20代は結婚しないのがもはやスタンダードにもなりつつあるわけです。
このような時代の変化を認識していないと、20代での長期交際からの破局は「人生の重要な時期を棒に振った」