「50代の給料」が減っている!“若手中心”賃上げの皺寄せで…減少幅大きい“まさかの業界”
が異なるためばらつきや差が大きくなるケースがある。
この3年で約13万円と50代の月給で大きくアップしたのが航空機客室乗務員(キャビンアテンダント)。コロナ禍だった2020年と比べて、国内線、国際線ともに需要回復したことが大きいようだ。
一方で、情報処理・通信技術者などいわゆるIT技術者は50代前半で2万8,800円、50代後半で4万7,400円のダウンに。
「若いIT技術者の間では、より高度な仕事をするためのスキルアップ転職が多くなっています。一方、終身雇用が当たり前だった時代に入社した50代のIT技術者のなかには、新しい技術を求めずに安定した職場だけに満足する人も少なくありません。
企業が求めるのはスピーディな時代に合った新しい技術を持つ若いIT技術者。管理するのみで自ら手を動かすことをしないベテランのIT技術者の給料を下げている企業も少なくありません」(転職コンサルタント)
■副業を始めたり資格を取ることも視野に
さらに大企業を中心に役職定年の導入が広がっているという。
「定年年齢が65歳まで延長されることにより増える人件費の抑制策として生まれた『役職定年』は、部長職や課長職が一定の年齢を超えると、役職から外されるという制度です。