くらし情報『「50代の給料」が減っている!“若手中心”賃上げの皺寄せで…減少幅大きい“まさかの業界”』

2024年5月16日 06:00

「50代の給料」が減っている!“若手中心”賃上げの皺寄せで…減少幅大きい“まさかの業界”

コロナ禍が明け、国内線・国際線ともに需要回復したことが要因か(写真:maroke/PIXTA)

コロナ禍が明け、国内線・国際線ともに需要回復したことが要因か(写真:maroke/PIXTA)



「物価上昇を上回る賃上げを必ず定着させる」

岸田文雄首相(66)は、4月27日に行われた労働団体「連合」のメーデー中央大会でこう熱く語ったが……。

5月9日に厚生労働省が「毎月勤労統計調査」の3月分を公表。現金給与の総額は1人あたり平均で30万1,193円と前年同月比で0.6%増加した。その一方、物価の変動を反映した実質賃金は、前の年の同じ月に比べて2.5%減少し、24カ月連続でマイナスに。物価の上昇に賃金の伸びが追いついていない状況が続いている。

そんななか50代の賃金に大きな変化が現れているという。

「50代は、老後資金を蓄える最後のチャンスです。これまでは年齢や勤続年数で賃金が上がっていく年功序列の風潮が残っていて給料が大きく減ることはありませんでした。
ところがここ数年、50代の給料が大きく減ってきているのです」

と語るのは老後問題解決コンサルタントの横手彰太さん。

「労働政策研究・研修機構調査」によると、20~24歳の月給を100とした場合、1995年には50~54歳は194.4だったが、2022年には166.9に。

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